商材開発

産学連携の商材開発

次世代塗料等の共同開発

学校法人近畿大学

持続可能な未来を実現するためには、私たち事業者が社会的責任を自覚しながら、事業を通じて社会的課題の解決に取り組まなければなりません。また、国連が国際目標として掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」を背景に、日本でも消費者が主役となって人や社会、環境に配慮した商品を選ぶ「エシカル消費」が広がっています。
当社では、今ある課題を解決し、消費者の皆様が安心して選べる商材の研究開発に取り組んでいます。その一つが次世代塗料です。リフォームで外壁や屋根を塗り替え、その後も長く安心してお住まいいただくには、高性能かつ住環境に配慮した塗料が求められます。当社は、近畿大学との産学連携プロジェクトとして、次世代塗料の共同開発を推進しています。

プロジェクト
の概要
天然物由来の原料から多官能(メタ)アクリレートを製造
天然物由来の原料から多官能(メタ)アクリレートを製造
多官能(メタ)アクリレートを用いた硬度・耐摩耗性・透明性に優れたポリマーを研究開発
  • 天然物由来の原料[イノシトール]

    食べられる天然物から環境に
    配慮した新素材をつくる

    一般的な塗料は、着色する「顔料」、塗料のべースとなり性能を決める「樹脂」、樹脂を溶か天然物由来の原料[イノシトール]して塗装後に揮発する「水または溶剤」で構成されています。市場に出回っている塗料の多くは、アクリルやシリコンなどの合成樹脂(ポリマー)を使用。植物油や松ヤニなどの天然樹脂をベースとする塗料は、種類もごくわずかです。
    当社は「天然物由来の安心・安全な新素材で、環境負荷を低減できる塗料やコーティング剤を開発したい」と考えました。着目した素材は、米ぬかや豆の外皮などに多く含まれる「イノシトール」です。このイノシトールの研究
    をしている近畿大学と連携し、当社研究者とともに研究開発に取り組んでいます。研究内容1

    天然物由来の原料[イノシトール] 研究内容1

  • [多官能(メタ)アクリレート]を用いた合成樹脂(ポリマー)

    硬度・耐摩耗性・透明性に優れた
    ハードコーティング剤の開発を目指す

    現在は、イノシトールを原料とする「多官能(メタ)アクリレート」の実証実験を進めています。多官能(メタ)アクリレートは、高硬度で耐摩耗性や透明性に優れた硬化物(ネットワークポリマー)を形成し、ハードコーティング剤の材料として高い有用性が期待されます。 硬度・耐摩耗性・透明性に優れたハードコーティング剤の開発 この性能を生かして、将来的には車のコーテイング剤としての販売を目指し、行く行くは住宅向け塗料・コーティング剤としての展開も図っていきたいと考えています。

    硬度・耐摩耗性・透明性に優れたハードコーティング剤の開発

開発にかける思い

当社は、リフォームを通じて「お客様の力になる」ために、常により良いサービスや商品を考え、探し続けています。そして、必要とするものがまだ世の中にないのであれば、自分たちでつくり、社会へと送り出す。その思いで今、取り組んでいる商材開発は、エンドユーザーの皆様にこれまで以上の安心感やご満足をご提供できると考えています。私たちが開発した商品で、皆様のお住まいをより快適にリフォームできる日を目指し、これからも新しい挑戦を重ねてまいります。

開発にかける想い

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